日本の職業教育

専門学校・大学の職業教育

日本の学校における職業教育は、主に専門学校大学で行われています。
特に専門学校は、特定の職業・職種に就くことやそのための資格取得を目標にしたカリキュラムが特徴です。実習授業が多く設定され、職場実習(インターンシップ)も取り入れる等、実務に直結した職業教育が徹底されています。また、専門学校は、社会人が自身のキャリアアップのために学び直す場としても機能しています。
それに対し、大学は、例えば医療系の学部では医師・薬剤師等の専門職を目標にした職業教育が行われていますが、文科系の学部では特定の職業・職種に限定しない専門教育が一般的です。ただし、昨今、学生の就職支援を目的にした資格取得対策・職場実習等の職業教育も取り入れるようになっています。

高等学校の職業教育

高等学校においても専門高校では、特定分野の職業教育が行われています。農業・商業・情報処理・福祉等の分野の職業について学ぶ専門高校があります。専門高校の生徒数は、全高等学校生徒数の約19%を占めます。

キャリア教育

近年、高等学校はもとより小学校・中学校の段階でも、児童・生徒の職業意識の涵養や職業に関する理解の促進を図り、自身の将来の職業選択について考えさせるキャリア教育の取組が活発になっています。

PAGETOP