ここでは、日本留学を希望する皆さんが心配する身近で素朴な疑問について、Q&A方式で解説します。
▼ 日本での生活について
- 日本に関する基本情報はどこで入手できるか。
- 日本での1箇月の生活費はどの程度か。
- 日本入国にビザは必要か。どのようなビザがあるか。
- 外国人が日本で働いたりアルバイトしたりすることは可能か。また、何らかの制限はあるか。
- 日本の治安はどうか。
- 日本人は外国人に対して友好的か。
- 日本での住居はどう見つければよいか。
- 日本でのホームステイは可能か。
- 日本では外国人もルームシェアが可能か。
- 日本の地震や津波が心配である。
- 日本の医療レベルはどの程度か。外国人も日本の医療を受けられるか。
- 自国で使用していたパソコン等の電子機器を日本でそのまま使えるか。
- 自国の食材等を日本で入手できるか。
- 日本国内に日本語が通じない地域はあるか。
- 日本国内を自由に旅行できるか。
- 日本から日本国外に旅行できるか。
- 外国人も日本の銀行口座を開設できるか。
- 外国人も日本の携帯電話やインターネットを契約できるか。
- 日本には仏教寺院・イスラム教モスク・キリスト教教会等があるか。
- 日本にはハラール認証された食品があるか。
▼ 専門学校について
- どのような専門学校があり、どこで何を学べるかに関する情報はどこで入手できるか。
- 専門学校で学ぶためにどの程度の日本語運用力が必要か。
- 授業料は必要か。その他にどのような費用が必要か。
- 奨学金を受けられるか。どのような奨学金があるか。
- 入学に年齢制限の上限はあるか。
- 在学中に就業やアルバイトは可能か。
▼ 日本語学校について
日本での生活について
ご自身の国の外務省サイトで入手できます。また、日本国大使館・総領事館等の在外公館でも日本の情報を入手できます。ご自身の国の在外公館は、日本の外務省サイト「在外公館リスト」で確認してください。
学費・生活水準・居住地域等によって変りますが、10万円以上になることが多いようです。生活費は一般に、地方より大都市の方が高くなります。費用額の目安は、この記事の情報を参考にしてください。
日本の学校に入学する場合、ビザが必要です。入国・ビザの手続きは、この記事の情報を参考にしてください。
日本では、外国人の就労は禁止されていません。ただし、ビザや留学先の学校の規則等により、労働時間や職種に制限のある場合があります。違反しないよう、よく確認する必要があります。
日本は、世界でトップクラスの治安のよさを誇る国です。犯罪率も低く、夜間も問題なく出歩けます。しかし、犯罪が全く起らないわけでないため、トラブルに巻き込まれそうな場所に出来る限り近寄らないようにする、戸締りをしっかりとする等、最低限の自己管理や自衛は必要です。
大半の日本人は外国人に対して友好的であるため、露骨な差別や不当な扱いを受けることは殆どないと思います。ただし、外国人が滅多に出入りしない地方の住民や日本語以外の会話に自信がない人は、日本語が通じない外国人にはうまく対応できないかもしれません。
留学席の学校が運営する学生寮に入れる場合もありますが、多くの留学生は民営のアパートやマンションに住みます。民営住居を探す場合、学校に相談する他、インターネットや不動産屋を通じて探すことになります。学生寮や民営住居に関する詳しい情報は、この記事やこの記事等を参考にしてください。
可能です。ホームステイ先は、学校を通して選ぶ場合と業者を通して選ぶ場合が想定されますが、特に後者の場合、その業者を信用できるかどうかを慎重に検討する必要があります。
可能です。主にインターネット等で情報を見つけて応募することになります。応募する際、諸々の条件(家賃の負担・外国人の可否・性別の制限等)をよく確認する必要があります。
地震や津波は自然災害であるため制御できませんが、大きな災害は頻繁に起るものではありません。ただし、日頃から災害に備えておくことが重要であることは言うまでもありません。
日本は、世界で有数の医療先進国です。そして、外国人も、高度医療を含め、日本の医療を受けられます。日本には、医療費の負担を軽減するための保険制度があります。詳細は、このページの「医療編」を参考にしてください。
日本のコンセントの形状や電圧がご自身の国と異なる場合があります。その場合、電化製品は、そのままでは使用できないため、アダプタと変圧器を通すか、日本で購入することになります。
比較的大きな都市には、輸入食品を扱うスーパーマーケットや外国食品専門店があります。ただし、ご自身の国の通常の価格より遙かに高い可能性があります。
日本では国内全域で日本語が使用されているため、日本語が通じない地域はありません。ただし、方言が豊かであるため、地方に行くと現地人の日本語が解り難いことはあるかもしれません。
日本人も立ち入りを制限されている一部の地域や災害が起きた地域を除けば、日本国内は基本的に自由に旅行できます。
できます。ただし、日本ではその旅行先の観光ビザを取得できない国があります。したがって、ご自身の国の国民が旅行先の国にビザなしで行けるか、また、日本国内でその旅行先のビザを取得できるか等に関する情報をしっかりと収集・整理する必要があります。
できます。各種料金の支払いの際に便利でもあり、アルバイト報酬や奨学金を受ける場合に必要になることがあります。銀行口座の開設に関する説明はこの記事の情報を参考にしてください。
できます。携帯電話は、携帯電話会社の販売店や家電量販店で購入できます。ただし、契約プランや料金システムが複雑で違約金も高く、場合によっては購入が困難かもしれません。その場合、プリペイド式携帯電話の購入も検討するべき選択肢の一つになります。インターネットも契約できますが、居住する学生寮やアパートにはインターネット設備が既に整っている場合もあるため、事前に確認する必要があります。
日本は、信教の自由を認める国です。したがって、国内の到る所に寺社があり、比較的大きい都市にはモスクや教会が在ることもあります。居住地域周辺の施設を検索してみてください。
あります。オンライン購入も可能ですが、その場合、残念ながら、本物のハラール食品でない場合もあります。日本ハラール協会や日本ムスリム協会に認定された企業の食品を選ぶのが無難かつ安全と言えます。また、日本国内にも小規模ながらイスラムコミュニティーがあるため、そのような地域ではスーパーマーケットや専門店等でハラール食品を見つけられるかもしれません。
専門学校について
このページで、志望職種・所在地等から専門学校を検索できます。
専門学校入学の際、自身の日本語運用力について、次のいづれかの方法で示す必要があります。
② 公益財団法人 日本国際教育支援協会及び国際交流基金が実施する日本語能力試験のN1またはN2に合格した者
③ 日本の小学校、中学校、高等学校において1年以上の教育を受けた者
④ 日本留学試験〔日本語(読解及び聴解・聴読解の合計)〕の200点以上の取得者
⑤ 公益財団法人 日本漢字能力検定協会が実施するBJTビジネス日本語能力テスト400点以上の取得者
(出典)Gateway to Study in JAPAN「専門学校」
一般に、授業料と、入学時の入学金を支払う必要があります。分野により、実習料等の追加費用が必要になる場合もあります。専門学校の授業料と入学金の相場は、この記事の情報を参考にしてください。
様々な奨学金があります。この記事の情報を参考にしてください。また、このページでは、各種奨学金を検索できます。さらに、独自の奨学金制度を設ける学校もあります。
入学に年齢制限の上限を設定する専門学校は殆どありません。念のため、志望する専門学校に直接問い合せて確認してください。
可能です。ただし、ビザや留学先の学校の規則等により、労働時間や職種に制限のある場合があります。違反しないよう、よく確認する必要があります。
日本語学校について
日本語学校を卒業すればそのまま専門学校に入学できるわけではありません。専門学校に入学するためには、別途入学試験を受けて合格する必要があります。ただし、中には専門学校への推薦入学枠を持つ学校もあるため、その日本語学校に直接問い合せて確認してください。
可能です。その場合、就職活動を行い、企業を探す必要があります。ただし、中には企業への推薦内定枠を持つ学校もあるため、その日本語学校に直接問い合せて確認してください。
一般財団法人日本語教育振興協会「日本語教育機関案内」で、所在地・留学生出身地・費用等から日本語学校を検索できます。ただし、本協会に加盟していない日本語学校もあります。
一般に、授業料と、入学時の入学金を支払う必要があります。分野により、実習料等の追加費用が必要になる場合もあります。日本語教育機関の授業料と入学金の相場は、この記事の情報を参考にしてください。
様々な奨学金があります。この記事の情報を参考にしてください。また、このページでは、各種奨学金を検索できます。さらに、独自の奨学金制度を設ける学校もあります。
入学に年齢制限の上限を設定する日本語学校は殆どありません。念のため、志望する日本語学校に直接問い合せて確認してください。
可能です。ただし、ビザや留学先の学校の規則等により、労働時間や職種に制限のある場合があります。違反しないよう、よく確認する必要があります。